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そろそろあの件について書いておく。その2

こちらの続きになります。

船についても何となく雰囲気でわかってきたりして、それなりに楽しくお仕事をしていたら6年くらい経ってたのでしょうかね。思わぬハプニングがおきました。

海難事故

それまでも岸壁をぶつけたとか、誰かが怪我をしたとか、安全管理的にヤキモキした事件は何度もあったのですが、ちょっとレベルが違う事故が起こったと船舶管理会社から連絡がありました。流石にこれは誰も経験がなさ過ぎてフォローしてもらえなくなっていました。最終的に保険会社まで逃げるレベルでした。それがどれほどなのか?はなかなか説明と表現が追いつかないですが…

キャプテン

船舶管理会社に委託しているとはいえ、国際資格をもつ偉い人として自分はどんなキャプテンも尊敬していました。今回運悪く乗り合わせていたキャプテンに面会しに自分は飛行機に飛び乗って行きました。50代のインド人船長。大体インド人でしたけど、丸い体型で小太りな感じだけど、ちょっと憎めない笑顔の可愛らしいキャプテンが自分を手厚く歓迎してくれた。過去に別の所有船でも会ったことがあったし、それなりに付き合いのあるキャプテンだった。状況を聞いて自分に何かできることはないか?とすぐに処理を始めた。しかし、節々でキャプテンの様子が何かおかしかった。とにかく顔色が悪い。夜はお酒に誘われたが1杯だけ付き合って、自分が気を利かせて先に失礼した。(一応、船主だから接待される側なので…)

監督と晩ご飯

船舶管理会社から派遣されている監督がいる。大体、担当する船が決まっていて、よく顔合わせする監督だ。台湾で二人で中華を食べにいった。若干さっきは飲み足りなかったので、ここぞとばかりに中華料理をビールで流し込んでいた。しばらくすると監督のNokiaの携帯電話が鳴った。

監督も自分も現地でNokiaのSIMフリー携帯(当時はやっと日本で若者たちがiPhoneを使うのが当たり前になったくらいの時代だった。Androidスマホも少なかったがあった)を入手しており、SIMはプリペイドの物を空港で予め買っておくというスタイルが主流だった。日本のSIMからローミングも一応社用携帯ではしていたけど、通話料がとんでもないことになるので使ってなかった。この頃、プライベートではiPhone使ってホテルのWifiでネットして、通話はNokiaだった。この時は台湾にいたのでWimaxのUSBドングルを現地で安く入手してLaptopをルーター化したりしてましたが、現地SIMの通信料・通話料がとにかく安かったのを思い出すけど、値段は忘れた。

そんな感じで監督の携帯が鳴った。顔が急に強張った。

どうしたの?

と聞くと

ちょっと待って

といってインド人同志なのでヒンディ語で何やら話している。しばらく待つしかなかった。

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Cloud Architect/Consultant @ Tokyo

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難治性喘息・脊柱管狭窄症(椎間板ヘルニア)・便意と戦う技術系おっさん。技術系はQiitaとかに書いてます。 https://qiita.com/tokifuji