あの件

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ノート

そろそろあの件について書いておく。その5

こちらの続きです。

と、大体こんなストーリーです。もうあんまり自分にこの話をさせないでください。と言うかそれを言われたらこの記事のURLを送ります。みたいなのができてよかった。

あの件は自分にとってなんだったのか?

あの件がなかったら間違いなく今の自分は今ここにいなかった。東日本大震災があり、自分は日本におらず、でも日本は苦しんでいて、自分は何もできなかった。ただその事実とNokiaの着メロ

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あざっす!!
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そろそろあの件について書いておく。その4

こちらの続きです。

日本は今は大変無ことになってるらしいじゃないか

台湾の港湾当局(日本で言う海上保安官)が船のデッキでくわえタバコをふかしながら言ってきた。お前は日本に帰らなくてもいいのか?と言う雰囲気だった。嫁とも電話で話していて、長男が津波の映像をテレビで見て怖がって大泣きして寝付かなくて大変だったと聞いた。そうか、日本って大変なんだよな。日本の情報がなさ過ぎてそんな感じだった。そんな彼

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サンキューなっ(CV:野沢雅子)
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そろそろあの件について書いておく。その3

こちらの続きです。

やっと電話が終わった。監督を焦らすつもりはないが、監督の顔から血の気が引いているのがわかった。

キャプテン倒れる

さっきの電話は一等航海士からだった。キャプテンが船の自室で倒れてしまい、救急車に乗って病院にきたところでかけてきたらしい。酒は無駄に強いので酔ってはいなかったけど、酔いがパッと覚めた。監督とタクシーを拾ってすぐに病院に行った。

自動心臓マッサージ機?

こう

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サンキューなっ(CV:野沢雅子)
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そろそろあの件について書いておく。その2

こちらの続きになります。

船についても何となく雰囲気でわかってきたりして、それなりに楽しくお仕事をしていたら6年くらい経ってたのでしょうかね。思わぬハプニングがおきました。

海難事故

それまでも岸壁をぶつけたとか、誰かが怪我をしたとか、安全管理的にヤキモキした事件は何度もあったのですが、ちょっとレベルが違う事故が起こったと船舶管理会社から連絡がありました。流石にこれは誰も経験がなさ過ぎてフォ

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サンキューなっ(CV:野沢雅子)
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そろそろあの件について書いておく。その1

SNSでのお付き合いの長い人は自分がかつて船の仕事をしていて、その時に結構ハードな目にあっていたことを知っている人が多くて、でもここ数年で出会った人たちはそれを知らなくて、そういった人たちが入り乱れている場にいると…

ねぇ、あの話しなよ

みたいな酒の席が随分と増えたのと、最近は喘息がハード過ぎて本当にしばらくお酒を飲んでいないのと、病床にふせっているので何かをしていないと気が紛れない感じなので

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サンキューなっ(CV:野沢雅子)
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